こんにちは、ゆうです。
この記事は、こんな事を感じている方向けに書いています。
出会い系のPayPay詐欺ってどういう手口?
PayPay詐欺にあったらどうすれば良い?
PayPayに返金してもらうことは出来る?
この記事を読めば、PayPay詐欺に引っ掛かる可能性をグッと下げることが出来ます。
- 弁護士事務所の公式記事を一部引用
- 2024/01/14時点の関連ニュースを紹介
- PayPayの利用規約を分かりやすく解説
- 2018年から出会い系アプリを利用(経験人数15人)
出会い系のPayPay詐欺とは?
簡単にいえば「先払いしたら音信不通になる」という詐欺です。
PayPayは、個人間でお金を送ることが出来ます。
しかも銀行送金と違って、本名もバレません。
なので、お金を先払いした途端に音信不通になってしまう事例が起きています。
一番多いのは、割り切りで会う予定の女性から先払いを要求されるケースです。
良かったら割り切って遊びませんか?
ホ別イチゴ(=ホテル代別で1.5万円)でどうですか?
と言われて1万5,000円を先払いしたとします。
すると、当日待ち合わせ場所には誰も来ません。
急いで連絡しても、連絡は一切取れなくなっています。
Yahoo!知恵袋やTwitterを探してみると、出会い系におけるPayPay詐欺には色んな手口がありました。
私が見つけたケースだと、下記のような事をきっかけとして先払いを要求してました。
- 滞納している携帯代を支払うため
- 交通費にするため
- デートするため
- 写真を送るため
- おな電をするため
- 会う約束の前金として
そしてPayPayを先払いした途端、パッタリと音信不通になります。
しかも、このお金を取り返すのはかなり難しいようです。
中には、もっと厄介な手口もありました。
ある男性は、出会い系アプリでお金に困っているという女性と知り合います。
そして、エロい動画をもらう代わりにPayPayで何度か送金したそうです。
そして、それを繰り返すうちに会う事になりました。
そこで先払いでPayPayをいつもより多く支払ったところ、音信不通になったんだとか。
この男性は、それまでのやり取りで相手女性を信用してしまっていたはず。
なので、精神的にもかなりショックが大きいでしょうね・・・。
出会い系でPayPay詐欺に遭わないための対策3つ
出会い系におけるPayPay詐欺に遭わないためには、こういう対策が有効です。
- 先払い=詐欺だと考えるようにする
- PayPayを支払う前に自分でヌく
- PayPay詐欺に遭いやすい人の特徴を知っておく
1.先払い=詐欺だと考えるようにする
まずは、「先払いを要求してくる相手=すべて詐欺師」と考えましょう。
あなたは、下の2つならどっちがマシだと思いますか。
- レストランで「今お金ないからタダにして」と言ってくる客
- まだ会ってもないのに先払いを要求してくる相手
どう考えても「1」はヤバいです。
「1」と比べると、「2」の方がマシに思えるかも知れません。
でも、どっちも「対価を払う気がない」という点では同じです。
こういう相手は詐欺師だと考えましょう。
それどころか、個人的にはレストランの方がマシです。
お金を持っていなくても、客が食べる前だったら店から追い出すことが出来ます。
それならこっちが損することはありません。
もし食べちゃった後でも、本人はそこにいます。
なので、警察を読んだりして支払いさせることは可能でしょう。
でもPayPay先払いは、もっと厄介です。
当日来ないようなら、相手の身柄を押さえることも出来ません。
それどころか、名前も住所も勤務先も分かりません。
なので、どうしようもありません。
2.PayPayを支払う前に自分でヌく
もしかすると、出会い系アプリを使っているうちに
先払いってのは怖いけど、それでもこの人と会いたい!
という女性と知り合うかも知れません。
それは多分、気分(性欲)が高まりすぎているのが原因です。
やり取りをしているうちに気分が高まってきて、普段ならやらないギャンブルをしてしまいます。
一言で言うと、性欲の暴走状態です。
これは、理性で抑えようとしてもムダです。
それより、まず自分でヌく方が確実です。
自分でヌいて賢者タイムに入ってから、PayPayで先払いするかもう一度考えてみてください。
性欲がなくなっていれば、一旦どうでもよくなるはずです。
それから、もう一度考えてみてください。
そしたら、暴走状態よりは合理的な判断が下せます。
下世話ですが、良いテクニックだと思います。
気分をパッと切り替えることが出来ます。
3.PayPay詐欺に遭いやすい人の特徴を知っておく
詐欺に遭わないためには、詐欺に遭いやすい人の特徴を知っておくのも効果的です。
この特徴に当てはまっている人は、要注意です。
- 日常的にPayPayを使っている人
- ヤフオクなどに慣れている人
- 決めたことはすぐに実行する人
- なにか考えているとすぐ面倒になる人
PayPayを使ったやり取りに慣れていたら、先払いへの抵抗感も少なくなります。
なので、あまり深く考えずに先払いしてしまうかも知れません。
そして、ヤフオクなどに慣れている人も要注意です。
- ヤフオクなどでモノを買うこと
- 出会い系の人にPayPayを先払いすること
この2つは全くの別物です。
この2つを似たようなモノと考えている人は、詐欺に遭う可能性が高いです。
取引方法 | 補償制度 | |
---|---|---|
ヤフオクの買い物 | 大手会社を介した取引 | あり |
PayPayの先払い | 身元が分からない相手との取引 | なし |
PayPayの先払いは、身元不明の相手との個人間取引です。
相手の名前もわからないし、PayPay側での補償もありません。
ヤフオクは、信頼できる大手サイトを介した正式な取引です。
しかも、補償もあります。
ヤフオクでは、買ったものが届かなかったときに返金申請ができます。
そうすれば、Yahoo!JAPANから代金が返金してもらえます。
あとは、「こうと決めたらすぐ行動」とかという人も詐欺に遭いやすいです。
チャレンジ精神は良いことだと思います。
でも、こういう場面では詐欺に遭うきっかけになってしまいます。
相手の身元・素性が分からない以上、慎重かつ疑っているぐらいの方が安全です。
もちろん、「考えるのが面倒だからとりあえず動こう」という人も同じです。
もし考えるのが面倒になったら、とりあえずやり取りを中止してみましょう。
PayPay詐欺に遭ったときは諦めた方がいい理由4つ
もしPayPay詐欺に遭ってしまったときは、勉強代として諦めるのが現実的です。
他のサイトでは、警察や金融庁・国民生活センターへの相談が推奨されていました。
でも、私はそうは思いません。
下手に期待をしても、苦しい時間が続くだけです。
理由は、この4つです。
- PayPayからの返金は期待できない
- 警察に届け出を出しても捜査されるとは限らない
- 弁護士に依頼してもかなりお金がかかる
- 弁護士に依頼すると時間もかかる
残念ながら、弁護士事務所のサイトにもハッキリ書かれています。
結論として、Paypayを利用して失ってしまった、お金や、流出してしまった個人情報を取り戻せる可能性は限りなく低いです。
まず、被害額の返金についてですが、相手方と連絡を取れない場合は、ほぼ不可能と言っても過言ではないでしょう。
騙された上にお金を失うなんて、我慢できないぐらい腹が立つでしょう。
すぐに忘れて切り替えることも、まず出来ないでしょう。
ですが、諦めるのが一番現実的です。
それでも諦めきれない人は、ここからの章もご覧ください。
※夢がなくて楽しくない話になりますが、ご了承ください。
理由1.PayPayからの返金は期待できない
サイトによっては、
詐欺に遭ったらPayPayのカスタマーサポートに連絡をしましょう
と書かれていることもありました。
確かにPayPayでは、補償制度も用意されています。
ただ結論としては、先払い詐欺に遭ったケースには適用されません。
まず、PayPay利用規約から「補償内容」について書かれている部分を見てみます。
利用されているPayPayアカウントで第三者利用による心当たりのない請求が発生した場合や、PayPayアカウントをお持ちでないにも関わらず、PayPayからの請求が発生していた場合に申請できます。
引用:補償申請について
ここには「第三者利用による心当たりのない請求」とあります。
つまり、乗っ取り被害などを指していると思います。
「もし先払いで詐欺に遭ったなら補償します」とは、どこにも書かれていません。
別ページにあった「送る・受け取る機能やATMでのチャージを利用した詐欺について」という項目では、もっとハッキリ書かれていました。
お客様が、意図してPayPayの残高を送る・受け取る機能を使っているため、PayPayの補償制度の対象外となります。
「送る機能」を自分の意思で使った場合は、補償制度の対象外になります。
つまり、先払い詐欺に遭ってもPayPayから返金してもらうことは出来ません。
冷たいようにも感じますが、PayPayからすると当然です。
私たちは言われたとおり、指定されたアカウントへ送金したんです
相手が約束を破ったとしても、そこまでは責任持てません・・・
これがPayPay側の言い分ですし、もっともです。
一応PayPayのチャットボットで質問してみましたが、お客様同士での解決をお願いしておりますとのことでした。

解決できない場合はお問合せフォームまで・・・とありますが、具体的になにをしてくれるのかは不明です。
アカウント情報を特定して、警察に情報を共有することは可能かも知れません。
ですが、詐欺だったからといってPayPayが代わりに返金してくれることはありません。
問合せをしても、相手オペレーターにはどうしようも出来ません。
それどころか、
ムリだって言ったのに、面倒なユーザーだな・・・
と思われて、冷たい対応をされるかも知れません。
こんなことをされたら、余計にストレスが溜まるだけです。
理由2.警察に届け出を出しても捜査されるとは限らない
警察に相談したところで、きちんと捜査してもらえるとは限りません。
「詐欺にあったから警察に相談する」というのは当然の流れですが、警察はほかにも色んな事件を抱えています。
被害金額や状況にもよりますが、5万円程度だった場合、被害届を出したとしても本腰を入れてもらえるとは思いません。
もしあなたが詐欺の証拠画像を残していて、運良く捜査してもらえるとしましょう。
警察がPayPayに依頼して、送金先のアカウントから個人情報を割り出せたとします。
でもアカウントが「飛ばし(他人名義)」だったら、捜査は振り出しに戻ります。
送金先であるPayPayアカウントは、犯人がどこかの誰かさんから買ったものかも知れません。
捜査によって誰かさんのアカウントだと分かっても、意味がありませんね。
2024/01/14に、まさにそういうニュースがありました。
PayPayアカウントがSNS上で売買されて、送金先として悪用されていたようです。
実際、Twitterで探せばPayPayアカウントを販売している人が複数います。

しかも2024/01/14にニュースになった事件の犯人は、PayPayアカウントの詐欺だけで生計を立てていたそうです。
この事件が抑止力になればいいですが、逆に真似をする人が増える可能性もあります。
つまり、飛ばしのアカウントでPayPay詐欺をする人が増えるかもしれないということ。
どちらにしても、「被害届さえ出せば犯人が見つかってハッピー」とはいきません。
理由3.弁護士に依頼してもかなりお金がかかる
弁護士事務所に依頼するという方法もありますが、成功するとは限りません。
これも先ほども紹介しましたが、ほぼ不可能といわれています。
まず、被害額の返金についてですが、相手方と連絡を取れない場合は、ほぼ不可能と言っても過言ではないでしょう。
法律事務所としては、「私達に任せてもらえば返金も可能ですよ!」と言ってしまった方が良いはずです。
それなら相談しにくる人も増えて、儲かるはずですから。
でも上記の法律事務所では、ハッキリと「ほぼ不可能」と断言しています。
つまり、返金させるのは本当に難しいということです。
まだ相手と連絡が取れる場合でも、依頼するにはお金と時間がかかります。
当然ですが、弁護士事務所は弱者の味方でもないし、営利団体です。
司法試験の勉強時間は2,000~5,000時間と言われていますし、それに合格した人が仕事をするのに料金が安いということはないでしょう。
とはいえイメージしづらいので、実際にかかる料金を考えてみます。
仮に、被害額は50,000円だとします。
相談料は30分5,500円ほど。
1時間なら11,000円、2時間なら22,000円がかかります。
着手金は弁護士事務所によりますが、安くても30,000円ほど。
成功報酬も弁護士事務所によりますが、取り返した金額×10%~15%ほどが相場です。
50,000円取り返せた場合は、5,000円~7,500円かかります。
これは、お金を取り返せたという ”超ラッキーな場合” を想定しています。
それでも、お金はかなりかかります。
相談料は1時間分、着手金を30,000円、成功報酬を10%としても、費用は46,000円もかかります。
超ラッキーな場合でも、手元に戻ってくるのはたった4,000円です。
ちなみにこれは、かなり良心的な弁護士事務所を想定しています。
普通の事務所に依頼すると、赤字になる可能性も高いです。
当然、お金が取り返せないこともあります。
依頼するのにお金だけかかってしまって、結局返ってこないことも十分考えられます。
理由4.弁護士に依頼すると時間もかかる
弁護士に依頼すると、お金だけじゃなく時間もかかります。
弁護士事務所に依頼してから完了までにも時間がかかりますし、こういう時間もかかります。
- どこの弁護士事務所に依頼するかを考える時間
- 弁護士事務所まで往復する時間
- 相談にかかる時間
とくに「1」には時間もかかるでしょう。
弁護士事務所との距離や価格も大切ですが、 ”その事務所がどんな分野を得意としているのか” も大切です。
ネット関係のトラブルに強い事務所もあれば、離婚・交通事故・借金問題・相続などの分野に強い事務所もあります。
これを調べて依頼するのには、かなり時間がかかります。
1~3を10時間で済ませたとしても、時給計算すると結構な金額です。
ちなみに正社員の給料を時給換算すると、平均時給は1,300円~2,500円だそうです。
弁護士事務所に支払う費用に加えて、平均時給を10倍した金額も必要となります。
そうなれば、どうやってもプラスにはなりません。
騙されたせいで大きなストレスを感じながら、弁護士事務所を頑張って選んで、初対面の弁護士に色々と相談して、お金をかけて、マイナスになる。
もちろん、弁護士事務所に依頼することが解決への近道になるケースはあります。
でもそれは交通事故や借金問題などの場合で、PayPay詐欺ではなさそうです。
まとめ
とにかく先払い=詐欺と考えていれば、PayPay詐欺に遭う可能性は下げられます。
運悪く被害に遭ってしまったら、勉強代として諦めることをおすすめします。
PayPayや警察に電話しても相手にしてもらえなかったり、弁護士事務所に依頼してもマイナスになったり・・・。
それなら、そのお金を使ってストレス発散する方がずっと良いはずです。